通販サイト(ECサイト)が好調だ。
過去も現在も「売れるもの」と「売れないもの」が明確に別れ、
「売れないもの」を売っているサイトは閉鎖に追い込まれるという、
それはリアルな街で起きてることと何ら変わらない。
売れるのは「ここならでは買えるもの」(つまり個性的な商材)と、「最安値店」であることも相変わらずだ。
僕が昨今気になるのは、むしろユーザーの側で、「ECサイトで何でも買う」傾向が顕著だ。それは正直「ちょっと、どうよ?」って思う。
そもそも僕がインターネットを始めた12年前、「これから始まるネット社会の展望」として、いろんなことが論じられた。ECもVODも銀行振込や今で云うEDI的な発想も、この頃から起きていたと記憶する。
どの展望、というか待望論にも、その背景には「ネットで便利(ここでは時短を指す)になれば、好きなことに費やせる時間が増える」とか、要は「余暇を充実させる」理想があった。
ところが、どうも昨今は「何でもウェブサイトで済ませる」ことが気になるのだ。
日本人に趣味を尋ねると「ショッピング」の回答は相当多いらしいが、その「ショッピング」をウェブで済ませてしまっては、ウィンドウショッピング、つまり現物をじっくりと見て吟味するという愉しみを損なっているように思える。
サイトでのショッピングに愉しさがあるのも理解できる。多くの既ユーザーのレビューが豊富だったり、更に掘り下げたマニアのアドバイスもふんだんにある。
だけど、オーダーして商品が届くまで「現物を確認してない」ことも事実で、これこそがショッピングの醍醐味だったのではないかと思う。
ショッピングに限らず、更にはウェブに限らず、「何でも簡単にする」傾向は明白で、ここに憤りを覚える。
僕はウェブサイトを作る会社の人間だから、こんなことを云うのは矛盾でもあると百も承知なんだけど、「何でも便利が素晴らしい」「それこそが文明であり正義だ」なんて「まっぴら」だと思っている。好きなことなら「多少の回り道くらいいいじゃん」、それこそ「それを求道する大きな醍醐味じゃん」と思う。
まぁ僕がこう憂いたところで、「時代について行けないオジサンの愚痴」と思われ、軽く流されるのだろうけどね。
Design, website, Worksの最近のブログ記事

LE SALONのカズの知人が11月23日にロシアのオペラを前橋テルサで上演する。
そのヒト自身、ロシアへ音楽家としての留学経験を持ち、このオペラへ出演もする。
カズから「いいことをやるヒトなんで、できる限りのことをしたい」という話しを受け、ポスターとフライヤのデザインを担った。(デザインはウチの上原が担当)
フラワーデザイナーのマサキ君、カメラマンのゆうちゃんも快く協力してくれて、先日のウェディングファッションショーと同じチーム編成でのプロジェクトとなった。
このビジュアルはカズのアイデアで、盲目であることを隠されて育った王女イオランタの物語そのものを象徴している。
僕は個人的にこのビジュアルが大好きで、物語のメタファーとして、また、オペラという質感を見事に表していると思う。
今回のモデルもメグちゃんなんだけど、このビジュアルのテーマにビシッとハマってる。
興味のある人はぜひこのオペラを体験してほしい。(チケットも安いし〜!)
僕に問い合わせてもらえればなるべく良い席を押さえます!
408@nudeware.comまで。
主催である(株)スワンにはそれなりにユーザーからのリアクションがあり、
その多くが良い評価だった。嬉しいかぎりだ。
だが関わったクリエイター各々は半月経った今とやかく云うまでもなく、それぞれが反省点も抱いている。
それはフツウだし、正常なこと。
次のショーに活かす?それは然り、その後の仕事や生活に既に活かされていることと思う。
僕にとってもうひとつ嬉しかったのは、NY在住の幼なじみが僕のブログの画像を見て、「いい仕事してるね!」ってメールをくれたことだ。
彼は僕とヘア&メイクを担当したカズと幼なじみで、もうNYに行って16〜7年になるかな。彼も美容師なんだけど、すばらしい感性の持ち主で、もちろん活躍中だ。
ショーが終わり、同業者をはじめ多くの人からポスターについて聞かれる。
「どうやって作ったの?」、「バラの花は合成?」など・・・。
ビジュアルイメージ、デザインともにウチの上原のディレクション・・・LE SALONのカズによるヘア&メイク・・・フラワーデザイナーのMASAKI君はこの日400本だったかな?のバラを用意し、オアシスを小さくカットし花を挿しモデルの廻りに配する・・・撮影はゆうちゃん(Phollage)で、彼のスタジオで行った。
正直ポスターの端の方は合成。だけどそれって何か問題?
どれくらいの手間がかかったか?は問題ではなく、結果として「どんなものができたか」がすべて。
デザインに限らず当たり前のことだよね。
どんなに手間がかかった料理でも不味いものは不味い。
但し結果として、良いものって手間がかかっている、ってこと。
すべてはセンス、そして技術の問題だ。

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